原料費調整制度

原料費調整制度とは

原料費調整制度とは、ガス料金の透明性を高めるために、為替レートや原油価格によって変動する原料費を適切にガス料金に反映する制度です。
平均原料価格と基準原料価格に応じた原料費調整額を、毎月のガス料金に加算または減算いたします。

原料費調整制度とは

各月の原料費調整単価

原料費調整単価の適用について

原料費調整単価は、各平均原料価格算定期間の平均原料価格によって算定します。
また、算定された原料費調整単価は、各算定期間の最終月から3ヶ月後の検針分に適用されます。

原料費調整単価の適用について

原料費調整単価の算定

1. 平均原料価格の算定

貿易統計のLNG(液化天然ガス)およびLPG(液化石油ガス)の算定期間(3ヶ月間)の平均価格に基づき、以下の算式によって平均原料価格を算定します。

平均原料価格

  • A 各平均原料価格算定期間における1トン当たりの平均液化天然ガス価格
  • B 各平均原料価格算定期間における1トン当たりの平均液化石油ガス価格
  • α 0.9783
  • β 0.0232
  • ※ AおよびBは10円未満を四捨五入し10円単位とします。
  • ※ 平均原料価格は10円未満を四捨五入し10円単位とします。

2. 原料費調整単価の算定

原料費調整単価は、次の算式によって算定された値とします。

平均原料価格 原料費調整 原料費調整単価の算定方法
1トン当たりの平均原料価格が
基準原料価格 65,360円を
下回る場合
減算調整 原料費調整単価=
(基準原料価格65,360円−平均原料価格) ×   基準単価(0.081) × (1+消費税率) 100
1トン当たりの平均原料価格が
基準原料価格 65,360円を
上回る場合
加算調整 原料費調整単価=
(平均原料価格−基準原料価格65,360円) ×   基準単価(0.081) × (1+消費税率) 100
  • 基準単価は、平均原料価格が100円変動したときの値です。
  • 基準原料価格と平均原料価格との差額は100円未満を切り捨てます。