燃料費調整制度について

燃料費調整制度

電気料金のコストのうち、燃料費は経済情勢(為替レートや原油価格)の影響を大きく受けることから、電力会社の経営効率化の成果を明確にするため、燃料費の変動を迅速に電気料金に反映させる制度です。

燃料費調整単価のお知らせ [電気供給条件(特別高圧・高圧 2020年4月1日、2019年10月1日実施)]

燃料費調整の仕組み

電気料金の算定

燃料費調整制度のもとで、電気料金は次のとおり算定いたします。
※ 電気料金は円単位とし、その端数は切り捨てます。

料費調整の仕組み

燃料費調整単価の算定

燃料費調整額の算定に用いる燃料費調整単価は、基準燃料価格(27,100円/kl)と平均燃料価格に差が生じた場合、その差額に基づき、次のとおり算定いたします。
※ 燃料費調整単価は銭単位とし、その端数は小数点以下第1位で四捨五入いたします。

平均燃料価格 燃料費調整 燃料費調整単価の算定方法
27,100円/klを上回る場合
平均燃料価格 > 27,100円/kl
加算調整 燃料費調整単価=
(平均燃料価格ー27,100円/kl) × 基準単価
1,000
27,100円/klを下回る場合
平均燃料価格 < 27,100円/kl
減算調整 燃料費調整単価=
(27,100円/klー平均燃料価格) × 基準単価
1,000

平均燃料価格

平均燃料価格は、原油・LNG・石炭の貿易統計価格(貿易統計にて公表される円建ての輸入価格)をもとに算定される燃料価格をいいます。原油・LNG・石炭は、熱量や数量単位が異なるため、LNG・石炭を原油と同じ熱量・数量単位に換算し、平均燃料価格を算定いたします。

平均燃料価格
  • A 各平均燃料価格算定期間における1kl当たりの平均原油価格
  • B 各平均燃料価格算定期間における1t当たりの平均LNG価格
  • C 各平均燃料価格算定期間における1t当たりの平均石炭価格
  • α 0.0140
  • β 0.3483
  • γ 0.7227
  • (α、β、γは原油換算率×燃料種別々熱量構成比)

基準単価

平均燃料価格が1,000円/kl変動した場合の値で、供給電圧ごとにあらかじめ設定しています。

基準単価

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