卸市場価格連動メニュー
- 卸市場価格連動メニューとは、日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場価格(関西エリアプライス)に応じて、電力量料金を算定する契約です。
- 本メニューは、高圧以上の供給電圧で滋賀県,京都府,大阪府,奈良県,和歌山県,兵庫県(一部を除きます。),福井県の一部,岐阜県の一部,三重県の一部の地域で電気をご使用になられる場合にご加入いただけます。
※ 2023年4月1日以降、新規加入を停止しております。
料金単価
- 本メニューの電力量あたりの単価は、下表の電力量料金単価に、燃料費調整単価および卸市場価格調整単価を加算、減算したものとなります。
詳細は 「料金算定方法」 をご確認ください。
<スーパー、事務所ビル、商業施設等のお客さま>
メニュー | 対象のお客さま | 電圧 | 単位 | 料金単価 | 料金表 |
---|---|---|---|---|---|
高圧電力AS (卸市場価格連動) |
契約電力が500kW未満 (スーパーや事務所ビル等 のお客さま) |
6,000V 供給 |
基本料金(円/kW) | 1,911.80 | 料金表はこちら |
電力量料金(円/kWh) | 15.24 | ||||
高圧自家発補給電力AS (卸市場価格連動)※ |
6,000V 供給 |
基本料金(円/kW) | 2,088.90 | 料金表はこちら | |
電力量料金(円/kWh) | 15.24 | ||||
高圧電力AL (卸市場価格連動) |
契約電力が500kW以上 (商業施設や事務所ビル等 のお客さま) |
6,000V 供給 |
基本料金(円/kW) | 1,911.80 | 料金表はこちら |
電力量料金(円/kWh) | 15.24 | ||||
高圧自家発補給電力AL (卸市場価格連動)※ |
6,000V 供給 |
基本料金(円/kW) | 2,088.90 | 料金表はこちら | |
電力量料金(円/kWh) | 15.24 | ||||
特別高圧電力A (卸市場価格連動) |
特別高圧 (大規模な商業施設や 事務所ビル等のお客さま) |
20,000V または30,000V 供給 |
基本料金(円/kW) | 1,754.50 | 料金表はこちら |
電力量料金(円/kWh) | 13.65 | ||||
70,000V 供給 |
基本料金(円/kW) | 1,710.50 | |||
電力量料金(円/kWh) | 13.37 | ||||
特別高圧自家発補給電力A (卸市場価格連動)※ |
20,000V または 30,000V 供給 |
基本料金(円/kW) | 1,927.20 | 料金表はこちら | |
電力量料金(円/kWh) | 13.65 | ||||
70,000V供給 | 基本料金(円/kW) | 1,878.80 | |||
電力量料金(円/kWh) | 13.37 |
※ 自家発補給電力メニュー:お客さまの発電設備の検査、補修または事故によって生じる不足電力の補給にあてるために電気をお使いいただくお客さまの料金メニュー
<工場や大規模施設等のお客さま>
メニュー | 対象のお客さま | 電圧 | 単位 | 料金単価 | 料金表 |
---|---|---|---|---|---|
高圧電力BS (卸市場価格連動) |
契約電力が500kW未満 (工場等のお客さま) |
6,000V 供給 |
基本料金(円/kW) | 2,043.80 | 料金表はこちら |
電力量料金(円/kWh) | 13.72 | ||||
高圧自家発補給電力BS (卸市場価格連動)※ |
6,000V 供給 |
基本料金(円/kW) | 2,234.10 | 料金表はこちら | |
電力量料金(円/kWh) | 13.72 | ||||
高圧電力BL (卸市場価格連動) |
契約電力が500kW以上 (工場や大規模施設等 のお客さま) |
6,000V 供給 |
基本料金(円/kW) | 2,043.80 | 料金表はこちら |
電力量料金(円/kWh) | 13.72 | ||||
高圧自家発補給電力BL (卸市場価格連動)※ |
6,000V 供給 |
基本料金(円/kW) | 2,234.10 | 料金表はこちら | |
電力量料金(円/kWh) | 13.72 | ||||
特別高圧電力B (卸市場価格連動) |
特別高圧 (大規模な工場等の お客さま) |
20,000V または30,000V 供給 |
基本料金(円/kW) | 1,886.50 | 料金表はこちら |
電力量料金(円/kWh) | 12.69 | ||||
70,000V 供給 |
基本料金(円/kW) | 1,842.50 | |||
電力量料金(円/kWh) | 12.32 | ||||
特別高圧自家発補給電力B (卸市場価格連動)※ |
20,000V または 30,000V 供給 |
基本料金(円/kW) | 2,072.40 | 料金表はこちら | |
電力量料金(円/kWh) | 12.69 | ||||
70,000V供給 | 基本料金(円/kW) | 2,024.00 | |||
電力量料金(円/kWh) | 12.32 |
※ 自家発補給電力メニュー:お客さまの発電設備の検査、補修または事故によって生じる不足電力の補給にあてるために電気をお使いいただくお客さまの料金メニュー
料金算定方法
<料金算定式>
電気料金 = 基本料金 + 電力量料金(±燃料費調整額±卸市場価格調整額) + 再生可能エネルギー発電促進賦課金
<電力量あたりの単価変動イメージ>
- 本メニューの電力量あたりの単価は、電力量料金単価・燃料費調整単価 ・卸市場価格調整単価で構成しており、燃料費調整単価および卸市場価格調整単価により変動いたします。
メニュー | 電圧 | 卸市場価格調整単価 | |
---|---|---|---|
高圧電力AS(卸市場価格連動) | 6,000V供給 | 2.14 | |
高圧電力AL(卸市場価格連動) | 6,000V供給 | 2.14 | |
特別高圧電力A(卸市場価格連動) | 20,000Vまたは30,000V供給 | 1.92 | |
70,000V供給 | 1.86 | ||
高圧電力BS(卸市場価格連動) | 6,000V供給 | 1.89 | |
高圧電力BL(卸市場価格連動) | 6,000V供給 | 1.89 | |
特別高圧電力B(卸市場価格連動) | 20,000Vまたは30,000V供給 | 1.75 | |
70,000V供給 | 1.69 | ||
各電圧における自家発補給電力(卸市場価格連動)※ | ― | 0.00 |
※ 各電圧における自家発補給電力(卸市場価格連動)とは、高圧自家発補給電力AS(卸市場価格連動)、高圧自家発補給電力AL(卸市場価格連動)、特別高圧自家発補給電力A(卸市場価格連動)、高圧自家発補給電力BS(卸市場価格連動)、高圧自家発補給電力BL(卸市場価格連動)、特別高圧自家発補給電力B(卸市場価格連動)を指す。
※ この場合の電力量あたりの単価は補正後平均卸市場価格となります。
- 前々月21日~前月20日までの日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場価格(関西エリアプライス)の実績値(平均値)
- 補正後平均卸市場価格=平均卸市場価格×1/(1-損失率)+託送電力量料金率
- 調整基準単価=電力量料金単価±燃料費調整単価
(調整基準単価算定に用いる燃料費調整単価には国による電気料金軽減措置を含みません。)
<卸市場価格調整単価の適用時期>
- 当月の電力量料金に前々月21日~前月20日までの日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場価格(関西エリアプライス)の実績値(平均卸市場価格)から算定された卸市場価格調整単価を適用します。
<電気料金の計算例(2022年10月分の場合)>
■契約種別 | :高圧電力AS(卸市場価格連動) |
---|---|
■契約電力 | :100kW |
■力率 | :100% |
■1か月の使用電力量 | :16,500kWh(ご使用期間:9/15~10/14) |
基本料金 | ① | 191,180.00円 = 1,911.80円/kW×100kW |
---|---|---|
力率割引 | ② | ▲28,677.00円 = ①×(85%-100%) |
電力量料金 | ③ | 251,460.00円 = 15.24円/kWh×16,500kWh |
燃料費調整額 | ④ | 当該月分の単価に基づき算定いたします。
燃料費調整単価はこちら |
卸市場価格調整額 | ⑤ | 当該月分の単価に基づき算定いたします。
卸市場価格調整単価はこちら |
再生可能エネルギー発電促進賦課金 | ⑥ | 当該年度分の単価に基づき算定いたします。
再生可能エネルギー発電促進賦課金単価はこちら |
請求金額合計 | 413,963円±④±⑤+⑥ = ①+②+③±④±⑤+⑥(円位未満切捨て) |
- 上記計算例は、2023年4月1日実施の高圧電力AS(卸市場価格連動)料金表の電気料金単価を使用しています。
- 上記の計算例には、消費税等相当額を含みます。
- 上記の計算例には、毎月単価が変動する燃料費調整額および卸市場価格調整単価ならびに毎年単価が変更となる再生可能エネルギー発電促進賦課金を含めておりません。
- 実際にご請求させていただく金額には、当該月に応じた燃料費調整額、卸市場価格調整単価ならびに再生可能エネルギー発電促進賦課金を加算してご請求いたします。
<計算例の単価イメージ>
- 計算例について
- 2022年10月分補正後平均卸市場価格(29.80円)の事例です。
- 当該計算例の卸市場価格調整単価は、
補正後平均卸市場価格※(29.80円)-調整基準単価(22.17円)=卸市場価格調整単価(7.63円)となります。
- 補正後平均卸市場価格の算出方法
補正後平均卸市場価格=平均卸市場価格(消費税等相当額を加えたもの)× 1(1-損失率) +託送電力量料金率
2022年10月分においては、
29.80円=23.67円×1.1×(1/1-4.1%)+2.65円
日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場価格
- 日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場価格は、国内電力需給や国際的なエネルギー情勢など様々な要因から変動いたします。
- 先行きについては、不透明な状況であるため、日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場価格の動向によって電気料金は大幅に変動する可能性がございます。
よくあるご質問・留意事項
<よくあるご質問>
-
今後の市場価格の見通しを教えてほしい。
-
市場価格は、気温や発電所稼働状況に加えて、化石燃料価格の変動等の見通しが不透明であるため、お示しすることができません。
-
契約に関するペナルティはあるのか?
-
当社との契約を開始された後1年に満たないで需給契約が消滅(他社への切替を含む)もしくは協議によって契約電力を減少しようとされる場合は、基本料金および電力量料金の1年未満の臨時的使用に対する精算金(契約開始から消滅もしくは協議による契約電力減少までの期間における基本料金および電力量料金の20%相当)を申し受けます。
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卸市場価格連動メニューに加入した場合、環境メニューは契約できるのか?
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環境メニューのご契約は可能です。環境メニューの詳細はこちらからご確認ください。
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補正後平均卸市場価格の算出に用いられている損失率とは?
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損失率とは、発電所で発電された電気をお客さまに供給するまでの間に失われる電力量(送電ロス)を算定する比率になります。
当社は、需要場所で消費される電力量とこれに係る送電ロスの合計に相当する量の電気の調達が必要となることから、平均卸市場価格に損失率の補正を行っております。
<参考>
高圧のお客さまに1,000kWhを供給する場合、損失率(4.1%)を考慮すると、電気は、1,000kWh×(1/1-0.041)=1,042kWhの調達が必要となる。
その他のご質問については、こちらからご確認ください。
<留意事項>
- 燃料費調整額に卸市場価格調整額を加えて電気料金計算内訳書に印字します。
- 電気料金内訳書および電気ご使用量お知らせサービスでの電力量料金単価は 「夏季」「その他季」 と表示いたします。
- 電気ご使用量お知らせサービスの電気料金計算内訳書に表示している燃料費調整単価につきましては、対象月の燃料費調整単価に卸市場価格調整単価を加算、減算のうえ表示いたします。